AIスピーキングテストは本当に使える?
学研のオンライン英会話kiminiのAIスピーキングテストを無料体験しました。
本記事では
・kiminiAIスピーキングテストの限界
・どんな学習者なら使う価値があるか
を解説します。
結論:kiminiAIスピーキングテストが向いている人・向いていない人
このテストは、総合的な英語力の証明をするようなテストではありません。
自身の学習の進捗度に合わせて、定期的に自分の弱い部分をチェックするための自己診断ツールです。
・発音・文法などの項目別にどこが弱いかを可視化したい人
・Versant受験前に形式的に慣れたい人
kiminiAIスピーキングテスト VS Versantとの比較
僕自身Versantも受験していますが、結果を比べてみると近いレベルの結果がでており、少なくとも自分のケースではレベル感は一致しています。
kiminiレベル判定:7(CEFR B1)
Versantスコア:47(CEFR B1)
kiminiとVersantのレベル別CEFR(※言語運用能力を測る国際基準)の相関表
※kimini公式ホームページより

※Versant公式ホームページより

※Versantとの違い(測っている能力が異なる)
【Versant】英語での質問に対する答え方で、回答が適切かどうか(制限時間の中で不自然な表現でないか・文法は正確か)をAI判定している
【Versant】回答時間30秒の中で内容を理解して、再構築して話す
【kiminiAIスピーキング】穴埋め、反復など機械的な判断力をテストしている
Versant:実際の英語運用力を測定
kiminiAIスピーキング:発音・瞬発力のチェック
AIスピーキング結果のレベル診断:結果は妥当か(10段階中)

結果はレベル7

TOEIC900点でも、この結果は不自然ではありません。
理由は明確
・試験がスピーキングに特化
・「noti・・」のような単語補完・即時反復など実際の会話では使わない形式が多い
kiminiAIスピーキングテストステージ別内容解説

kiminiのAIスピーキングテストは月1回受験することができます。
テストは下記3つのステージで構成されています。
AIスピーキングテスト① 語彙力・発音・流暢さ

・制限時間が短い(10秒以内)
・瞬時の判断必要
・問題数が多く、また、この形式での問題が連続すると途中で集中力が切れやすい
瞬発的な処理能力を測るテストです。
AIスピーキングテスト② リスニング力

・聞き取りは難しくない
・日本の学校英語で学ぶ文法知識が活きる
日本で真面目に勉強してきた人には有利な問題です。
AIスピーキングテスト③ 文法力・発音・流暢さ

・大部分が短く、簡単な英語
聞きなれたようなフレーズが多いため、聞く・頭で反復・口頭で繰り返す、で回答できます。
項目別のスコアについて感想
🔵良い点
・発音(母音・子音)については全体的な傾向として比較的妥当な指摘がでる
・リズム・流暢さについてはどこを改善すべきかの方向性がつかみやすい
・文法は、日本で学ぶ学校英語の基礎文法に近く、学習者には理解しやすい
✖微妙な点
・発音については、 自身は[ɑ] [æ] [ʌ][ə]の音ができていないと自覚しているが、それらに対する具体的指摘はない
・実際のレッスンで、こちらの発話音声がどの程度正確に認識されるかテストしてみたが、音声を十分に拾えていない場面がある
・深い語彙力を測定できない





※このテストでこんな使い方はNG
NGリスト※目的を間違えると学習効率が下がる
・スコアを気にしてスコアアップに執着すること
・複雑な文法知識を、語彙をテスト対策で詰め込むこと(実際の会話での実践向きでない)
FAQ&まとめ
Q1.Level2-3の判定だった。高いLevel判定を目指すべきか
目指す必要はありません。ただし、学習時間が足りていないサインではあります。
Q2.Versantを受けたいが、事前練習になるか
はい、なります。Versantのほうが難易度は高いですが、kiminiで練習することは無駄になりません。
特にリピート問題は形式が近いです。無料のリハーサルとしてまずはkiminiで慣らしましょう。
まとめ
kiminiスピーキングテストは無料のため、他の有料テストと違い、失敗することはないです。
ですが、英語力の証明として、履歴書や実力判断に使うのは危険です。
そのため、このテストは、Versantで5,000円払う前に、無料で同等の洗礼を受ける場として利用してください。



コメント