TOEIC600点の壁とは
TOEIC400点台~600点未満は、多くの学習が最初にぶつかる壁です。
・学校英語の延長で学習していたが、点数が伸びない、また、学習方法がわからない
・600点より上のスコアが取れそうにない
・市販の600点対策をとってみたが、効果の実感がわかない
このレベルで伸び悩む人には、多くの共通点があります。
僕自身、TOEICを初めて受験するときには、半年前にベネッセの通信教育でTOEIC600点対策コース6カ月を受講しました。
その対策コースは最後まで完了はしましたが、実際のスコアは535点しか取れず、600点の壁は超えることができませんでした。
この記事では、実際に伸び悩んでいた自分の実体験を振り返りながら、伸び悩みの原因と対策を解説します。
| 原因 | 勘違いポイント |
| 翻訳癖 | じっくり考えないと解けないという思い込み |
| 受講満足 | 対策コースを受けて安心 |
| 演習過多 | 問題集を解く作業をしている |
| リスニング軽視 | リスニングのやり方を知らない |
| 他力本願 | 良い講師・教材による魔法を信じている |
TOEIC600未満で伸び悩む原因5つ

①じっくり考えないと解けないタイプという思い込み
TOEIC400-600点の人の多くは、英語を読むときに
・日本語に訳す
・文法を分析する
など、いわゆる読解というやり方をしています。
これだと、確実に制限時間内に終わりません。
TOEICで出てくる内容は
・メール
・広告
・お知らせ
など、ビジネスシーンを想定したシンプルなものです。
じっくり考える必要のないものです。
対策:英語のまま読めるテキストの多読
やり方:
英語のまま理解する力を向上させるためにはやさしい英語を大量によむことです。
おすすめはGraded Readers(英語学習者向けの多読本)です。
・辞書を引かない
・理解度8-9割
・日本語を介さない
目安:Level2-3 半年で50冊以上
僕は実際に半年で100冊近く読み、TOEIC対策をせずに受験して
535点→Graded Readers100冊→720点を取得したことがあります。
②市販のTOEIC600点対策コースを受けてなんとなく安心する
世の中には、多くのTOEIC対策レッスン、市販本があります。
ただし、それを消化するだけで、英語力が劇的に向上するような効果はありません。
TOEIC対策講座は解き方を教えるものが多く、英語そのものにふれる量は増えません。
英語力向上のための本質は、英語に触れる絶対量を増やすことにしかありません。
対策:TOEIC対策をきっかけにより多くの英語にふれる機会を増やす
やり方:
対策コース、対策本と並行して、
・英語の読み物
・英語音声
にふれる機会を増やしていく
③TOEIC対策の問題演習ばかりやっている
TOEIC対策の問題演習は、英語力を向上させTOEICのスコアアップにはつながりません。
問題演習ばかりやることで
・文法上のミスを機械的に判断するだけの読み方になってしまう
・解答があっているかどうかに意識が向いてしまい、英語を読む・楽しむという視点をなくす可能性がある
問題演習の目的は
・問題形式に慣れる
・時間配分を身に着ける
ことです。
問題演習ばかりやっていると
・同じ問題しか解けない
・長文ができるようにならない
対策:英語力を伸ばす学習に注力する
やり方:
基礎的な英語力を作ることを重視する
おすすめ学習法
・やさしい英語の多読※推奨Graded Reader
・やさしい英語の多聴※推奨Graded Reader Audible版の精聴
問題演習は、本番試験直前で十分です。
④リスニング対策をしない(もしくはやり方がわからない)
TOEICの200問中100問はリスニング問題です。
TOEIC600点未満の多くは学校英語の延長で英語学習をとらえており、
・単語
・文法
・長文読解
ばかりで、リスニングの練習をしていません。
対策:英語の精聴と発音ルールの理解
やり方:
1.英語を聞くときは、
・やさしい英語を聞く
・スクリプトで英語を確認
・以上を繰り返し練習していく
2.英語の発音のルールを学ぶ
英語の発音のルールを知らなければ、英語は聞き取ることができません。
・母音&子音
・リンキングサウンド
を一通り学習しましょう。
⑤優れたサービス・講師・対策本に出会えば、すぐ伸びるという勘違い
いい講師に出会わなければ英語は伸びないと考えていないでしょうか。
英語力が伸びるかどうかは講師次第ではなく、自分自身の取り組み方次第です。
対策:点数は意識しないで、自習による小さなステップアップを重ねる
やり方:
日々、英語を消化する量をこなしていく、こういった日々の積み重ねで、英語力は向上していきます。
TOEIC400-600未満 → 600突破に必要な勉強時間
TOEIC600点突破に必要な英語消化量については、Graded Readersでは目安50冊です。
Listening対策もAudible×Graded Readersで目安10冊は消化したいです。
これを時間換算すると
Reading:
Graded Readers1冊当たりの所要時間2時間 × 50冊 = 100時間
Listening:
Graded Readers1冊当たりの所要時間4時間 × 10冊 = 40時間
合計140時間です。1週間当たりの学習時間が6時間と仮定すると23-24週=6カ月ほどで達成できる計算です。
600突破の勉強法
多読・多聴を愚直に続けることです。
この記事に記載した量を目安に、たくさん読んだ、たくさん聞いたと実感がわくまで多くの英語をこなしてください。
TOEIC600未満 → 700の違い
僕個人の体験から考えると、700超えた時のスキルとしては
語彙量:Graded Readers Level7(使用単語数:2500)までの語彙をすらすら読める
読むスピード:TOEIC制限時間内に最後まで解き終えることができた
リスニング耐性:試験中に流れるほとんどの音声を、細部までではないが内容がわかるぐらいは聞き取ることができる
まとめ
TOEIC600の壁を超えるための再現性ある方法は
・日本語訳の読解をやめる
・多読・多聴を続ける
・ある程度の絶対量を半年程度を目安にこなす
僕自身もGR100冊で535点 → 720点 そして、最終的には900点までスコアアップしました。



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